着物の買取値段一覧と高く売るためのポイント

着物

着物の買取値段は、種類や状態、産地によって幅広く変動します。この記事では、さまざまな着物の種類ごとの相場を詳しく解説し、査定で高く評価されるポイントを紹介します。着物を手放す際の参考にしてください。

着物買取市場の現状とトレンド

近年、着物買取市場は活況を呈しています。海外需要の拡大や若者層の着物ブームにより、以前よりも高額な査定が期待できるケースが増えています。例えば、国内で2万円程度の査定だった大島紬が海外オークションで8万円以上で取引される事例も見られます。このような変化は、輸出ルートを持つ買取業者の増加によるものです。

また、中古着物市場の規模は直近5年間で年率5~8%の成長を示しており、オンラインプラットフォームやフリマアプリの普及が後押ししています。コロナ禍では外出機会の減少により整理需要が高まり、出張買取や宅配買取の利用が加速しました。これにより、個人間取引だけでなく業者間の卸売市場も活性化しています。

アンティーク着物も注目されており、需要と供給のバランスで価値が決まります。高級織物のように希少価値の高いものは、特に評価されやすい傾向があります。こうした市場の動きを理解することで、着物をより有利に売却できるでしょう。

着物の種類別買取相場一覧

着物の買取値段は種類によって大きく異なります。以下に主な種類ごとの相場をまとめました。状態の良いものや有名産地のものは上位の価格帯が期待できます。

着物の種類 買取相場目安
訪問着 3万円~15万円
振袖 5万円~30万円
留袖 3万円~20万円
浴衣 500円~1万円
喪服 1万円~10万円
加賀友禅 5万円~50万円
京友禅 4万円~40万円
その他の友禅 2万円~15万円
小紋 1万円~8万円
付け下げ 2万円~10万円
色無地 1万円~8万円
反物 1万円~15万円
襦袢 5千円~3万円
羽織 1万円~8万円
銘仙 5千円~5万円
上布 3万円~30万円
打掛 10万円~100万円
1万円~15万円
ポリエステル・ウール 1千円~2万円
お召し 2万円~20万円

上記の相場は参考値であり、実際の査定では個別の条件が大きく影響します。例えば、訪問着はフォーマルな場面向けで需要が安定しており、状態良好なものは高めの価格がつきやすいです。振袖は成人式などの晴れ舞台で人気があり、豪華な柄や刺繍が入ったものはさらに評価されます。

織物・紬類の買取相場

織物系の着物は素材の質や産地が査定の鍵となります。本場大島紬は伝統工芸品として人気が高く、9マルキで1万5千円程度、12マルキで10万円程度の事例があります。黄八丈や郡上紬、芭蕉布なども数万円から18万円程度と幅広い相場です。結城紬のような重要無形文化財指定のものは10万円前後の高評価が見込めます。

織物の種類 買取相場目安
大島紬(9マルキ) ~1万5千円
大島紬(12マルキ) ~10万円
黄八丈 ~18万円
郡上紬 ~15万円
芭蕉布 ~15万円
結城紬 ~10万円
久留米絣 ~13万円
宮古上布 ~10万円

これらの織物は耐久性が高く普段使いに適しているため、中古市場で安定した需要があります。産地直送の正真正銘の本物は特に高く取引されます。

帯の買取相場

着物とセットで査定されることが多い帯も重要なアイテムです。名古屋帯は1万円~15万円、袋帯は3万円~30万円と幅があります。丸帯は5万円~50万円、半幅帯や角帯は5千円~5万円程度です。作家物や伝統工芸品のものはさらに高額です。

帯の種類 買取相場目安
名古屋帯 1万円~15万円
袋帯 3万円~30万円
丸帯 5万円~50万円
半幅帯 5千円~3万円
角帯 5千円~5万円

帯は着物のフォーマル度を高めるアクセサリーのような存在で、状態の良いものは単独でも価値があります。

アンティーク着物やリサイクル着物の相場

アンティーク着物は時代物の魅力で人気です。以前は値が付きにくかった小紋が2千円~5千円、リメイク向け着物が1千5百円~3千円と上昇傾向にあります。高級織物は10万円前後と評価されます。バブル期の高額品でも市場需要次第で価格が変わりますが、海外市場では2倍~5倍の販売価格になるケースがあります。

リサイクル着物市場は成長中で、年間取扱100万枚規模の買取市場が急拡大しています。若者のSNS人気も後押しし、普段着として活用されるものが増えています。

高額査定を引き出すコツ

着物の買取値段を最大化するためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。まず、状態の保全が基本です。畳みジワや汚れ、虫食いを防ぐために適切な保管を心がけましょう。桐箪笥や防虫剤の使用が有効です。

次に、付属品の揃えです。帯や小物、箱や証紙を一緒に査定に出すと総合評価が上がります。例えば、状態良好な訪問着に帯セットが付くと5万円~30万円以上の査定も可能です。

また、複数の業者に見積もりを取ることをおすすめします。海外輸出ルートを持つ業者を選べば、国内相場以上の価格が期待できます。出張買取や宅配買取を活用すれば、手間なく査定可能です。

有名作家物や老舗呉服店のものは特に注目されます。白山工房製や城間栄順作などの実例で10万円を超える査定が出ています。証紙やタグの確認を忘れずに。

具体的な査定事例

実際の取引事例を参考にするとイメージがつかみやすいです。白山工房製牛首紬を含む数点で14万3千7百円、付け下げ複数点で12万9千9百円、城間栄順作を含む数点で20万円、色留袖複数点で13万8千4百円といった成果があります。これらは状態と作家名の影響が大きいです。

江戸小紋は1万5千円程度、訪問着は20万円、振袖は14万円、小紋は5万円、付け下げは8万円、黒留袖や色留袖は5万円前後と多岐にわたります。留袖は7万円前後、紬は3万円~30万円です。

市場変動要因と今後の見通し

着物買取相場は海外需要や国内ブームで上昇傾向ですが、イベント減少の影響で一部下落の声もあります。しかし、リユース意識の高まりとオンライン取引の拡大により、全体としてポジティブな動きが続いています。伝統工芸品やアンティークは特に安定した需要があります。

今後、若者層の着物ファッション人気や海外バイヤーの関心がさらに高まれば、相場の上昇が期待されます。整理のタイミングを市場トレンドに合わせるのが賢明です。

買取方法の選択肢

店舗買取、出張買取、宅配買取、オンライン査定など多様な方法があります。実家整理や遺品整理では出張・宅配が便利で、近年利用が増えています。非対面取引の利便性が人気です。

  • 店舗買取: 直接持ち込みで即日査定可能。
  • 出張買取: 自宅で査定、運搬不要。
  • 宅配買取: 郵送で全国対応。
  • オンライン査定: 写真で事前見積もり。

それぞれのメリットを活かし、自分に合った方法を選びましょう。

保管とメンテナンスのポイント

売却前に状態を良く保つために、正しい保管が重要です。湿気を避け、定期的に天日干しをし、畳んで収納します。こうしたケアで査定額が向上します。

着物売却の流れ

1. 着物を整理し、状態を確認。
2. 業者を複数選んで無料査定を依頼。
3. 最高額の業者と契約。
4. 引き渡し後、迅速に入金。

この流れでスムーズに進められます。

詳細な種類別解説

訪問着はパーティーや式典向けで、3万円~15万円。柄の美しさと生地の質が評価されます。振袖は華やかさで5万円~30万円、卒業式や成人式の思い出品として需要あり。留袖は結婚式の第一礼装で3万円~20万円。

浴衣は夏の軽やかな着物で500円~1万円、普段使いのものが中心。喪服は1万円~10万円、フォーマル需要で安定。友禅類は加賀友禅5万円~50万円、京友禅4万円~40万円と職人技が光ります。

小紋は日常使いで1万円~8万円、付け下げは訪問着に準じ2万円~10万円。色無地は1万円~8万円、上布は3万円~30万円の風合いが魅力。打掛はウェディングで10万円~100万円と高額帯です。

ポリエステル系は1千円~2万円、お召しは2万円~20万円。こうした多様な種類を理解すれば、自分の着物の価値が見極められます。

海外市場の影響

海外では着物がファッションアイテムとして人気で、国内価格の2~5倍で販売されることがあります。これにより、国内買取業者も高額提示が可能になりました。アンティーク小紋の相場が500円~1千円から2千円~5千円へ上昇したのはこの影響です。

まとめ

着物の買取値段は種類、状態、産地によって1千円から100万円超まで多岐にわたり、海外需要やリユース市場の成長で高額査定のチャンスが増えています。状態保全と複数査定で最適な価格を実現しましょう。

着物の買取値段一覧と高く売るためのポイントをまとめました

この記事で紹介した相場表やコツを活用し、着物を有効活用してください。市場のポジティブな動きを活かせば、満足のいく売却が可能です。

関連記事